JR東日本の改札口では,ICカードの「Suica」を使う人が増えている。定期券やプリペイド(イオカード)の代わりに使えるものだ。金額が足りなくなれば,駅の入金機で追加できる。これは立派な電子マネーだ。電子マネーはいろいろな取り組みが行われてきたが,広く使われるようになったのは日本ではこのSuicaが最初だ。 米国での電子マネーの状況はどうだろう。1997年~1998年にニューヨークで大々的な試験運用が行われたり,当時は米Gartnerの「注目技術トップ10」にも挙げられた(発表資料)ほど,何かと話題を呼んでいた電子マネーなのだが,今ではいかんせん,そのときの勢いも,期待感もなくなってしまった感がある。 ところがSuicaのように持ち歩くことは出来ないが,ネットワーク上で使える一種の電子マネーの利用者が米国では急増している。“オンライン決済サービス”の仕組みがそれ。インターネットのショッピン