写真展というものがある。プロのカメラマンや、写真を趣味としている人が、テーマを決めて長い時間をかけて撮った写真を美術館やギャラリーに展示するものだ。多くは一眼レフカメラで撮影している。 そんな写真展をやってみたい。人生にレベルというものがあるとして、個人で写真展を開催したとなれば、間違いなくレベルアップするのだ。ただし、カメラの知識も長年撮っているテーマもない。だけど、写真展を開催することにした。 写真展への憧れ 写真展への憧れを大学時代から持っていた。私は美大を卒業していて、同級生は学生時代から写真展をやっていた。また、授業の一環で「写真界の芥川賞」とも称される「木村伊兵衛写真賞」の受賞作品展などにも行った。やはり写真展はカッコいいのだ。私もやりたくてたまらなかった。 ポイントは写真展をしたいということであり、繰り返しになるが、私に写真の知識はない。技術もない。長年撮りためている写真も当