今週のネギまは、よかった。 というのは、成長するということの、本質が描かれた気がしていたからだ。 しかしながら、実はこの漫画、少年漫画の成長路線として大きな問題点を繰り返していた気がする。それは、「ネギが、天才であった父親の器(スケール)には及ばないんだ」、という現実が何度も何度も後半から繰り返されるようになるんだよね。何をいってるかとというと、『天才じゃない』って繰り返しているんだ。苦悩する主人公である、かつ非常に頭がよくて「論理的」であるネギくんという少年は、いってみれば小利口な主人公なんだよね。そして、往々にしてそういう人物は、器(スケール)が小さい。小利口で、頭がよく、論理的というのは、一言で言うと「なんでも常識のレベルで物事を考えてしまいがち」ということだ。 こういう人間は、常識から考えて「出来うること」としかできないと考えてしまいがちなんだ。SomethingOrangeの海燕