シオラパルクの隣、カナックで天候不順でフライトが延期となり、毎年恒例の帰国前の足止めを食らっている。天候不順といっても他国なら全然飛べる気象なのだが、エアグリーンランドは独占企業で乗客は他に選択肢がないため、少し曇ったり風が吹いたりしただけで平気で延期する。今日は日曜。明日飛べばいいのに、なぜか水曜まで飛ばないという。ということで時間があまってしょうがないので、今回の旅の報告でもすることにする。 ここ数年、極夜探検と並行して国内で漂泊登山や地図無し登山といった活動を続けてきたが、この一連の行動のなかで浮かび上がってきたのが土地あるいは地図と時間というテーマだった。極夜では闇の見えない世界を手探りで旅をしたが、その際に行動の判断の手助けになったのが過去に蓄積した土地や地形に関する知識だった。土地についての知識があったからこそ自分が今どこにいて、次にどこに行き何をすればいいのか判断することがで
![ホトケの顔も三度まで](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a5dd1013d3f2bb4fb93e865d0b3b177539bfbc2c/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblogimg.goo.ne.jp%2Fuser_image%2F04%2F56%2Fe513015a32fb5062803a2cfe8cc618b0.png)