森永製菓(東京都港区)の「ハイチュウ」、江崎グリコ(大阪市)の「ポッキー」、明治(東京都江東区)の「カール」など、日本人の多くが子どもの頃から慣れ親しんだお菓子が今、海外の人たちの人気を集めている。どうして今、日本のお菓子が海外で受けているのだろうか? ■メジャーリーガーに愛される『ハイチュウ』 昨年、世界一に輝いたメジャーリーグ・ボストンレッドソックスの本拠地「フェンウェイパーク」。緑鮮やかな天然芝が広がるフィールドと、観客席を隔てるフェンスの一角に、日本人になじみ深いお菓子の赤い看板が掲げられていた。「HI-CHEW(ハイチュウ)」。言わずと知れた、森永製菓のソフトキャンディーだ。 このハイチュウが今、東海岸のメジャーリーガーたちを虜にしているらしい。現地の報道や同社によると、レッドソックスの田澤純一投手が球場に持参したところ、他の選手たちは「食べたことのない味だ!」と大喜び。やがて球