両親が別姓の子どもたち 「当たり前」だったから… 「子どもがかわいそう」の反対意見 本当にそう? ツイッターなどSNS上で選択的夫婦別姓の議論になると、夫婦の名字が違うことで「いじめられる」「子どもがかわいそうだ」という意見が反対する人から出てくることがあります。本当にそうなのでしょうか? 父母の姓が違う1995年生まれの子どもたち3人に体験を語ってもらいました。出てきたのは「勝手にかわいそうと思わないでほしい」という思いや、説明しやすい制度がないからこその「いじり」の経験でした。 両親が別姓の子どもたち 「当たり前」だったから… 「家の中って名字で呼ばないし、正直意識したことがなかった」 そう振り返るのは、弁護士として法律事務所への就職が決まっている日高稔基さん。小さな頃から表札に二つの名字があるのが「当たり前」でした。 両親は共働きで事実婚。会社役員として活躍する母は、仕事で使ってきた