まずは「GPGPUとはなんぞや?」をおさらいしよう GPUの高機能化にともない、GPUをグラフィックス処理だけではなく、汎用プログラムを動かしてさまざまな処理をさせようというのが、「GPGPU」(General Purpose GPU)のコンセプトだ。 例えば、GPGPUを利用すればCPUだけで処理するよりも、動画のエンコードやフォーマット変換(トランスコーディング)が高速化できる。GPGPUに対応しているサイバーリンク(株)の変換ソフト「MediaShow Espresso」では、1920×1080のHDビデオをiPod用のビデオ(解像度640×360ドット)に変換するのに、CPUだけと比べると40%ほど高速化されるという。もちろん、一概にすべての環境で40%高速化されるわけではないが、低速なCPUでもGPUを利用すれば、高速なトランスコードが可能になる。
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