関東の地下はプレート(岩板)が複雑に重なる。M7級の地震だけでも想定は19タイプ、関東大震災のようなM8級やそれを超える地震も想定された。有識者会議は、M7級のうち首都中枢機能への影響が最も大きい都心南部直下地震の具体的被害を推計。200~400年間隔で発生しているM8級も被害の大枠を試算した。日本海溝から相模湾付近に延びる相模トラフで発生する「最大級」の地震(M8.7)の震度や津波高も検討したが、発生頻度が2000~3000年間隔で低いとして被害想定を出さなかった。政府の地震調査研究推進本部は、南関東で今後30年にM7級の地震が起きる確率を70%程度、M8級は0~2%とみている。
![首都直下地震の被害想定:朝日新聞デジタル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7960c723da189c7cab0746a946f76ea9f7314f8b/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fwww.asahicom.jp%2Fimages%2Flogo_ogp.png)