政府の医療費抑制政策でジェネリック(後発)医薬品の需要が増加していることを背景に、専業メーカーが成長期待を集めている。野村アセット・マネジメントがジェネリックや遺伝子部門の銘柄を対象とした投資信託を今月24日に設定するため、「その組み入れ銘柄になって上昇に弾みがつくのではないか」(証券会社アナリスト)との声も聞かれる。 代表的な銘柄である東和薬品(コード4553)は18日、前日比220円高の4820円と続伸して取引を終了、年初来高値を更新した。4月28日に年初来安値に迫る3730円で終わった後は急上昇に転じていた。沢井製薬(4555)も18日終値は170円高の5270円と続伸し、年初来高値を更新した。5月11日に発表した2010年3月期予想が増収増益だったことが好感されている。日医工(4541、大証1部)も18日、75円高の3060円と4日続伸で終了した。 一方、富士製薬工業(45