「売上高対販売費・管理費比率」中小企業経営の財務分析 財務戦略編
第5回-12 売上高対販売費・管理費比率 売上高対販売費・管理費比率とは 売上高対販売費・管理費比率とは、損益計算書における販売費及び一般管理費を売上高で割ることによって求められます。販売費及び一般管理費とは「第３回損益計算書」にて解説したように、販売業務及び管理業務にかかる費用が集計されています。 したがって、売上高対販売費・管理費比率は、売上高に対して販売業務及び管理業務の効率性を考察する指標となります。 販売業務の費用とは 営業マンの給料や教育費、プロモーション活動にかかる広告宣伝費が代表されるように、販売を目的としてかかる費用であり、売上高の推移と関連性がある費用です。 管理業務の費用とは 会計部門や総務部門など社内管理業務にかかる費用であり、売上高の推移に直接関連性のない費用です。 売上高販売費・管理費比率では、この少し性格の違う２つの費用が混在している事を念頭に、分析を進めてい
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