いまや一般的な存在となった競売サイトの出現で、インターネットを利用する多くの人が、持ち物の売買を手軽に行えるようになった。ちょっとした小物はもちろん、日本の自治体が差し押さえた自動車や不動産が出品される例も増えている。ところ変わって米国では先日、広大な土地や家だけでなく、レストランや郵便局などを含めた小さな“街”が競売サイトのebayに出品された。これまで42歳の女性が持っていたこの街の所有権は、以前訪れて魅力を感じていたという夫婦が36万ドル(約3,350万円)で購入し、話題を呼んでいる。 米紙シアトル・タイムズによると、eBayに出品され話題となっていたのは、ワシントン州オカノガン郡にあるワウコンダという街。ここにある4エーカー(約1万6,000平方メートル)の土地のほか、家やレストラン、郵便局にガソリンスタンドといった資産は、これまで42歳のダフネ・フレッチャーさんによって所有されて