baseballに関するyosuke67のブックマーク (1,383)

  • 四国ILから西武入団をつかんだ19歳。伊藤翔が開幕一軍も夢じゃない理由。(市川忍)

    プロ野球のマウンドで投げたい。 一途な思いが、伊藤翔のピッチングからは伝わってくる。今年2月に19歳を迎えたばかりのルーキーが、開幕一軍入りに向けて必死のアピールを続けている。 オープン戦ではここまで4試合に登板(3月20日現在)。勝敗には関わっていないが、打者28名に対して被安打7、自責点1、防御率1.29と及第点といえる投球を見せている。 「若者らしくて、思い切りがいい。何より打者に向かっていく姿勢がいいですね。それが見ている人にも伝わってくる投手」と、土肥義弘ピッチングコーチもその潜在能力に注目する。 吉野川大橋のたもとで練習したことも。 伊藤は千葉県・横芝敬愛高校から四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスに進み、1シーズン在籍した経緯を持つ。徳島ではメジャーリーグで通算555塁打を記録したマミー・ラミレスとも対戦し、空振り三振を奪った。徳島での好投がスカウトの目に止

    四国ILから西武入団をつかんだ19歳。伊藤翔が開幕一軍も夢じゃない理由。(市川忍)
  • ハマのプーさんは“平成のオレ流”。宮崎敏郎「自分を変えたくなかった」(石塚隆)

    2017年にブレイクしたように見えるが、実は2016年にも100試合以上に出場してOPSは.800を超えていたのだ。 「束縛されるのが、昔からすごく苦手なんですよ」 今年のキャンプでのこと。野球漬けの日々、一カ所に留まり長いあいだ過ごすのはちょっと窮屈だと宮崎敏郎は苦笑しつつ語った。1日だけでもオフがあれば、沖縄からそう遠くない郷里の佐賀に戻りたいなあ、と冗談を言う。 昨季は、誰もが驚いた首位打者獲得。DeNAのファンでなければ、宮崎は突然現れた選手のように感じたことだろう。右足を軸にする、バットコントロールを重視した変幻自在な打棒。束縛を嫌う宮崎は、小学生のころから独自にバッティング技術を研鑽し、特別な指導をあおぐことなく現在の形にたどり着いたという。まさに平成のオレ流、唯一無二の技術である。 ケガで出遅れた昨季は、夏場に規定打席に到達し、遅ればせながら首位打者争いにい込んだ。当時、「

    ハマのプーさんは“平成のオレ流”。宮崎敏郎「自分を変えたくなかった」(石塚隆)
  • 30周年の東京ドームに燦然と輝く、松井秀喜と大谷翔平だけの勲章とは?(鷲田康)

    完成前の東京ドームを見て、長嶋茂雄は「天井にボールをぶつけることは無理だろう」とコメントしていたという。 1988年2月7日午前6時。 私は沖縄・恩納村にあるホテル・ムーンビーチの駐車場にレンタカーを置いて、海岸に向かって歩いていた。中日のキャンプは早朝の散歩から始まる。それを取材するために、当時、報知新聞の中日担当記者だった私は、眠い目をこすって毎朝、ホテルに駆けつけていた。それが番記者の1日の最初の仕事だったからである。 ところがホテルの建物に入るか入らないかのところで、血相を変えた中日の大越広報部長(当時)が飛んできた。 「ワシダッ、大変なことになった!」 大越部長がまくし立てる。 「監督が朝のときに今朝の報知を見て凄まじい勢いで怒っているんだよ。いま顔を合わせたら大騒ぎになる。練習が始まるまでに何とかオレがなだめておくから、今日はここで帰れっ!」 監督とはこの年、就任2年目を迎え

    30周年の東京ドームに燦然と輝く、松井秀喜と大谷翔平だけの勲章とは?(鷲田康)
  • 山川穂高が人生をかけて手に入れたもの。フルスイングに隠された繊細さと覚悟。(鈴木忠平)

    もし何か悩みやストレスがあるなら山川穂高のホームランを見ればいい。そう思わせる爽快感が彼の描く放物線にはある。愛嬌のある顔と恰幅のいい巨体で硬球をゴムまりのように飛ばしてしまう。まるでアニメの中から飛び出してきたような非現実性がある。 ただ、その豪快なホームランが、実は己の弱さや現実を直視したところから生まれたということはあまり知られていないのかもしれない。 絶望が出発点だった。沖縄生まれの飛ばし屋は宜野湾の中部商、岩手の富士大と順調に白球をかっ飛ばし、'14年にドラフト2位で西武ライオンズに入った。天性の明るさを持つ「うちなーんちゅ(沖縄人)」は白とブルーのユニホームに意気揚々と袖を通し、周りを見渡してみて、はたと気付いた。 「中村(剛也)さんがいて、開幕してすぐにメヒアが来た。年俸4億と5億の人と比較されるわけですよね。ホームラン王獲っている人より、外国人助っ人より打たないと僕は出られ

    山川穂高が人生をかけて手に入れたもの。フルスイングに隠された繊細さと覚悟。(鈴木忠平)
  • 震災から7年、風化との戦い。楽天と嶋基宏が背負い続けるもの。(小西斗真)

    2011年の拠地開幕戦後、黙祷する楽天の選手たち。チームはキャンプ後も仙台に帰れず、選手やスタッフは家族の安否を憂慮した。 楽天が背負い続けるもの。 7年後の「3・11」は岡山県倉敷市で迎えた。寒い仙台を拠地とする楽天にとって、3月半ばはまだ2月のキャンプから続く旅の途中である。7年前は兵庫県明石市でオープン戦を戦っていた。関西地方でも揺れは感じたが、ほどなく自分たちの住む街が大きな被害を受けているという情報が伝わる。試合は打ち切り。球団の指示で、選手は懸命に家族への連絡を試みた。 「僕はが実家のある東京にいたので、たまたま大丈夫だったんですが、他の選手やスタッフの方は当に大変で……」 嶋基宏が東日大震災当日を振り返る。ここが楽天と若き選手会長の長い戦いの始まりでもあった。 「見せましょう、野球の底力を」 このフレーズが被災者の、そして国民の心をとらえ、嶋は一躍その名を知られるよ

    震災から7年、風化との戦い。楽天と嶋基宏が背負い続けるもの。(小西斗真)
  • 2018年のセ・リーグを制するのはココだ! - 言わせろ!ナンバー - Number Web

  • SB本多雄一が「最強ボディ」に激変!号泣と猛練習でレギュラー奪取宣言。(田尻耕太郎)

    「最強ボディ!」 グラウンドで大声が飛ぶ。野次将軍は松田宣浩だ。 それは宮崎春季キャンプでの出来事。シートノックの時間だ。ホークスのそれはとにかく活気に溢れている。かつての主将・小久保裕紀が提唱した「アマチュアの手になる練習を」との志がずっと息づいている。 なかでも松田や川島慶三が率先してムードメーカーになる。特に松田の声出しはおもしろい。 強肩捕手の甲斐拓也が投げれば「いいよ! バズーカーーー」。 柳田悠岐が普通に捕球するだけで「よっ! 会長(今年から選手会長)」と煽て、先輩で主将の内川聖一にも「キャップ、キャップー!」と絡む。そのたびにスタンドがどっと沸いて、明るい雰囲気を作り出すのだ。 「最強ボディ!」 その声の先にいたのは、二塁手の多雄一だった。 「ったくもう、ずっと毎回言ってくるんだから(笑)」 そんな風にボヤきつつも、まんざらでもない表情だ。 「オフの間に体重を4kg増やし

    SB本多雄一が「最強ボディ」に激変!号泣と猛練習でレギュラー奪取宣言。(田尻耕太郎)
  • 上原浩治復帰は菅野智之にも好影響!黒田とマエケンのような関係性に。(鷲田康)

    シカゴ・カブスからフリーエージェントとなっていた上原浩治投手の古巣・巨人への復帰が、9日決まった。 「正直なところメジャーでの契約をずっと待っていた。あまりいい話がないところにジャイアンツの方から話を頂きましたので、こちらから『お願いします』という話をしました」 入団会見でこう語った上原は、他球団からの話もある中で、最終的に古巣を選択したことも明らかにした。 巨人が上原獲得に動いている。そんな情報が流れたのは、昨年のオフのことだった。 しかし、その時点ではまだ上原にメジャーからオファーがある可能性が高く、人も「あと1年、メジャーでやりたい」と語っていた。上原の中で日球界復帰は選択肢としてはなかったのである。 ところが、そこから予想もしない展開が待っていたわけだ。メジャーのFA戦線が異常ともいえる停滞を見せて、80人余の選手の行き先が決まらず宙ぶらりんとなっていた。上原の昨年の同僚で、2

    上原浩治復帰は菅野智之にも好影響!黒田とマエケンのような関係性に。(鷲田康)
  • 岩瀬仁紀が迫る前人未到の1000登板。年間50試合以上16回、異常なタフさ。 - プロ野球 - Number Web - ナンバー

    岩瀬はオープン戦でプロ入り当時の監督だった星野仙一さんの追悼ユニホームで登板した。タフさを今年も証明する。 この2月、私は宮崎、沖縄、高知の18カ所のプロ野球キャンプを回った。今年の春季キャンプは国内外、一・二軍併せて22カ所で行われたから、それでも回り切れなかったわけだが、これだけ回ったのは私のキャリアハイだった。 気温27度の石垣島、ロッテキャンプでは、冷房が利いたバスにダウンジャケットを小脇に抱えて乗り込んでTシャツ半パンのあんちゃんの失笑を買い、粉雪舞う宮崎、南郷町の西武キャンプでは中畑清さんの「俺が来てるのに雪だとよ!」という雄たけびを聞いた。なかなか大変な毎日だった。 12球団のキャンプで最も印象に残ったのは、沖縄県・北谷町(ちゃたんちょう)で行われていた中日の一軍キャンプだった。地元の協力会の話ではファンの数が倍増したという。言わずと知れた松坂大輔効果だ。売店の数は増え、松坂

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  • ロッテ投手陣で最多登板の33歳。大谷智久の憧れは先輩・小宮山悟。(永田遼太郎)

    「野球人である前に、イチ社会人たれ」という言葉をよく耳にする。 大半の野球人は、グラブをはめている時間よりグラブを置いてからの時間の方が長いことから、プレイヤーでいるうちに生活習慣、生活態度を改め、一般社会に出ても恥ずかしくない知識や作法を身につけよう、という意図で発生した言葉だ。そして千葉ロッテ・大谷智久と接すると、彼こそがその模範たる人物の1人ではないかと思えてくる。 社会人野球のトヨタ自動車から、千葉ロッテに入団して今年9年目。 私生活で派手に散財することもなければ、オフの日は自宅で家族とゆっくり過ごすのが一番なんだと言う。試合前夜はお酒を控えて、野球道具や自分の体のケアなど翌日の準備を万全にしてから床に就き、その姿勢は多くの後輩たちにも強い影響を与えている。 坊主頭で顎に薄らと髭をたくわえた特徴的な風貌だが、取材陣、スタッフ、ファンへの対応も良く、その見かけからは想像もつかないくら

    ロッテ投手陣で最多登板の33歳。大谷智久の憧れは先輩・小宮山悟。(永田遼太郎)
  • メジャー経験が「自分を変えてくれた」。若手も教えを乞う、青木宣親の存在感。(浜本卓也(日刊スポーツ))

    1カ月に及んだヤクルトの春季キャンプで、忘れられないシーンがある。 2月11日の練習後、キャンプ地の沖縄・浦添の少年野球15チーム263人を対象にした野球教室が行われた。レッスンの最後は打撃指導。全員が塁付近に集合し、挙手をした中で選手に選ばれた子供が、順番にロングティーをはじめた。 “異変”が起きたのは、終盤にさしかかったころだった。突然、グラウンドにどよめきと歓声が起こった。ある選手が子どもたちの間をかき分けるように登場し、バットを手に打席へと歩を進めていた。 青木宣親外野手だった。 サプライズ感を演出しようと、青木は用意周到だった。参加者の少年が着ていた、背中に「負けじ魂」と記されている黄色いTシャツをこっそり拝借。周囲に気付かれないようにしながら絶妙のタイミングで登場し、子どもたちを驚かせた。 打席に立って喜ばせるだけで、サプライズは終わらなかった。鋭い目つきで、気のフルスイン

    メジャー経験が「自分を変えてくれた」。若手も教えを乞う、青木宣親の存在感。(浜本卓也(日刊スポーツ))
  • 球団広報という白も黒もない仕事。清宮の機知が背中を押してくれた。(高山通史)

    私の仕事は、ベースボールのアメリカでは「PR」で通じる。入団してきた新外国人選手へ初めて挨拶をする時には、英語に疎いことをさらけ出しながら「ナイス トゥー ミート ユー。アイム ピーアール」と自己紹介をする。 たった2つのアルファベットを棒読みするだけで、従事する業務を理解してもらえる。この部分だけを切り取ると、分かりやすそうな仕事だ。この「PR」とは「Public Relations」の略である。ましてやプロ野球界は、近そうで、遠く感じる世界だと思う。 北海道ハムファイターズの球団広報が生業である。 どんな職業なのか、極めて説明が難しい。時に過酷でもある。時に苦しくもある。時に悲しみ、むなしかったりもする。ネガティブ三昧に形容もできるが、それ以上に楽しく、やりがいもある。 広報は勝ち負けがつかないグレーな仕事。 弊球団は、もちろん親会社である日ハム社のサポートなしでは成立しな

    球団広報という白も黒もない仕事。清宮の機知が背中を押してくれた。(高山通史)
  • 「野球人生、どうせあと数年ですよ」西武・高橋朋己が探す完全復活の道。(市川忍)

    「ずっと“太く短く”が目標だと言ってきたんですけど、このまま辞めるのは、さすがに短すぎるよなぁって思いましたよ、アハハ」 リハビリ中を振り返り、高橋朋己は豪快に笑う。昨年までの2シーズンは故障とリハビリのため10試合の登板に留まったが、完全復活が近いことをその笑顔が物語っている。 春季キャンプでは、連日のブルペン入り。1日に30~50球を投じる。先発投手陣と比較すると少ない球数だが、その代わり、リリーフ登板を見据えて日にちを空けずに投げ込みを続けた。 実戦登板を想定した全力投球だ。 「春のキャンプは筋持久力をつける時期だと考えています。筋力はウェートトレーニングでつくけれど、それを、今度は投げるときにどう生かすかが大事なんです。そう考えると、こういった実戦を想定した投げ込みと、ウェートトレーニングとは別物。 この時期に投げるために必要な体力と筋力をアップして、シーズンに入ってからもずっと投

    「野球人生、どうせあと数年ですよ」西武・高橋朋己が探す完全復活の道。(市川忍)
  • フォークと菅野智之直伝スライダー。オリ近藤大亮は“変化球の男”だ!(米虫紀子)

    「今年は変化球投手になります」 プロ3年目を迎えたオリックスの近藤大亮はそう言って笑った。 昨年はリリーフとして一軍に定着し、シーズン後半は勝ちパターンの主に7回を任されるようになった。11月には若手主体の侍ジャパンにも選出された。 近藤の魅力は150km超の力のあるストレート。どんな場面でも臆することなくまっすぐを投げ込み、打者をねじ伏せる姿は爽快だった。 その近藤の「変化球投手になります」宣言、半分は冗談だ。 しかし半分は気である。 2月の宮崎キャンプ終盤、紅白戦でストレートを打たれることがあっても、「大丈夫です。今年は武器がありますから」と自信をのぞかせた。 「去年は僕、刀1で頑張ってたんで」 その武器の1つがフォークだ。 「今年はフォークが決まり出しました。まぁ、まっすぐ主体なのはたぶん変わらないと思いますけど、去年は僕、刀1で頑張ってたんで。今年は短刀とか、いろいろ武器を備

    フォークと菅野智之直伝スライダー。オリ近藤大亮は“変化球の男”だ!(米虫紀子)
  • ラミレス監督の勝ちパターン構想。9回山崎、8回パットン、7回は井納!?(石塚隆)

    2016年には開幕投手も務めたが、ここ3年は負け越し。昨季の日シリーズではリリーフ登板も経験している。 DeNAのラミレス監督が今季の「中継ぎのキーマン」に挙げたのは、意外にも先発陣の一角であるはずの井納翔一だった。 「井納が勝ちパターンの7回を投げてくれればチームにとって非常に大きな力になる。さらに8回をパットン、9回に山崎(康晃)が投げれば、全員が150km前後の速球を持っているので、相手に与える恐怖は相当なものになるだろう」 20年ぶりのリーグ優勝を目指す上で、DeNAの課題はやはり投手力だ。昨季はCSを勝ち抜いて日シリーズに進出したものの、チーム防御率は3.81でリーグ4位。一昨季(3.76)よりも数字を落としている。 特に懸念なのが中継ぎ投手である。 昨季は三上朋也や須田幸太の不調が響き、勝ちパターンを固められず、1イニングに数名の投手をつぎ込む機会も多かった。結果、年間60

    ラミレス監督の勝ちパターン構想。9回山崎、8回パットン、7回は井納!?(石塚隆)
  • 東京五輪のナインが見えてきた!2年後が楽しみになった侍J強化試合。(鷲田康)

    ナゴヤドームが満員のお客さんで埋まった。 稲葉篤紀監督就任後、初めてのフル代表での強化試合。1月には筒香嘉智外野手(DeNA)や柳田悠岐外野手(ソフトバンク)ら主力となる一部メンバーを先行発表してチケットの売り上げ増を図ったが、そんな必要もなかったという。 「チケットを売り出した直後から売れ行きは好調で、一部メンバーの事前発表をする前にすでにかなりの売り上げがあった。最終的には完売になりましたし、京セラドームも一部外野席が当日売りになりましたが、それでもほぼ完売に近い売れ行きでした」(NPBエンタープライズ関係者) 中日の低迷でここのところついぞスタンドが一杯になるところは見たことがなかったナゴヤドームが満員札止めとなり、京セラドームもファンで膨れ上がった。 曲がりなりにも侍ジャパンが商売として、成り立ち始めているというのが、球界にとっての今回の強化試合の一番のニュースだったかもしれない。

    東京五輪のナインが見えてきた!2年後が楽しみになった侍J強化試合。(鷲田康)
  • タナキクマルがいれば広島は安泰。28歳の3人は若手の最高の教材だ。(前原淳)

    広島春季キャンプを見ていて、ふと中学時代の理科の授業で教わった「3点支持」を思い出した。 「物体を安定させるには、最低3点以上必要である」 新シーズンへ向けて他球団の新戦力情報が連日のように流れてくる中、広島の一軍キャンプに参加している新戦力は新外国人のレオネル・カンポス1人。見た目に分かりやすい戦力の上積みはほぼない。 それでも春季キャンプで不安を感じさせなかったのは、今やチームの顔となった田中広輔、菊池涼介、丸佳浩のタナキクマルの存在にあったように感じる。上積みがなくても、チームに根付いた高い競争意識が雰囲気をつくっていた。 丸が右肩の可動域の影響でスローイングを要するメニューから外れ、菊池もキャンプ終盤に首の張りから数日別メニューになることもあった。万全ではなかったものの、当然のように彼らは全体練習のメニューに組み込まれていた。 早出や居残りでの練習が免除になることはあるが、それでも

    タナキクマルがいれば広島は安泰。28歳の3人は若手の最高の教材だ。(前原淳)
  • 星野仙一、落合博満、アライバ。荒木雅博と中日と2000安打の軌跡。 - プロ野球 - Number Web - ナンバー

    2017年、球界では日米通算も含め4人の2000安打達成者が生まれた。 その中で最もホームランの少ない到達者が中日・荒木雅博。 単に打撃の勲章か――。その生き様は「2000」の意義を問い直す。 Number939号(2017年11月9日発売)掲載の記事を全文掲載します! 晴れの塁上でもなお、ユニホームは泥にまみれた。6月3日、楽天戦。第2打席の初球。謙遜を示すように短く持ったバットで白球を弾き、静かにライトの芝へ落とした。通算2000目のヒットを祝して、拠地ナゴヤドームが揺れる。花束と拍手。控えめなお辞儀をもってセレモニーは終わった。それでも一塁へと戻った主役に向けられたフラッシュは止まない。 祝賀の余韻が残るそんなムードを打ち破ったのは矢のような牽制球だった。日シリーズMVP投手・美馬学が半回転して放る。39歳のランナーが頭から戻る。1球、2球……。いつしかフラッシュが止み、ざ

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  • 阪神の新外国人選手ロサリオの衝撃!ダンカンが目撃した恐るべきスイング。(ダンカン)

    <筆者より前説> 球春の訪れに喜ぶあまり、いつもよりハイテンションかつタイガーステンションであることをご了承・お許しください……。 さて、いきなりですがクイズです。 「180球投げさせない新外国人選手とはどういうことでしょう?」えっ、「180キロ投げる」の誤植じゃないのかって? 違う違う、大体180キロの速球はさすがに無理でしょう。 その答えは後半へ……と気だけ持たせて……。 「完璧」を超える、凄い打撃を目撃した。 メンソ~レ~!! 沖縄のプロ野球キャンプを巡ってきたさ~! つい沖縄なまりが出てるけど、ヤクルト、阪神、日ハム、巨人と3日間キャンプ地を巡り巡ってきたのだ。その中で俺の目をくぎ付けにしたのは、阪神のウィリン・ロサリオ(外国人選手1年目の球団最高年俸:推定3億4千万円)の「完璧」という言葉を遥かに超える凄い打撃だった。 とにかくその見るものをあ然とさせるパワーに加え、打撃練習と

    阪神の新外国人選手ロサリオの衝撃!ダンカンが目撃した恐るべきスイング。(ダンカン)
  • 左打者は俊足よりも強打者がいい?ドラフトに見るチーム強化の早道。(小関順二)

    昨年のWBCジャパン代表メンバーを見て「変わったな」と思ったのは右打者が多くなったことだ。ベーシックだった打順は、こうだった。 1番山田哲人、2番菊池涼介、3番青木宣親、4番筒香嘉智、5番中田翔、6番坂勇人、7番鈴木誠也、8番松田宣浩、9番小林誠司。 このうち左打者は青木、筒香の2人、控えにも秋山翔吾、田中広輔の2人しかいなかった。 では過去3回のWBCは、どれくらい左打者がいたのか。 第1回(2006年/優勝):イチロー、西岡剛(両打ち)、福留孝介、松中信彦、岩村明憲、小笠原道大、川崎宗則、青木、金城龍彦(両打ち) 第2回(2009年/優勝):イチロー、青木、稲葉篤紀、小笠原、福留、岩村、川崎、阿部慎之助、亀井義行 第3回(2013年/ベスト4):鳥谷敬、阿部、糸井嘉男、稲葉、角中勝也、多雄一、松井稼頭央(両打ち) WBCでは韓国サウスポーに苦しめられた。 この中で左打者の活躍が目立

    左打者は俊足よりも強打者がいい?ドラフトに見るチーム強化の早道。(小関順二)