阪神電鉄が運営する甲子園球場が、２３日から同球場で開催される第９０回記念選抜高校野球大会に合わせ、阪神園芸監修の「阪神甲子園球場のグラウンドキーパー職人技」オリジナルコラボグッズを発売することを２２日、発表した。 フェイスタオル（１０００円）、アクリルフィギュア（１０００円）、Ｔシャツ（２０００円）、クリアファイル（３００円）、缶バッジ２個セット（３００円）の全５種類で、すべて税込み。数量限定で、各グッズにはグラウンド整備や整備カーのかわいいイラストがプリントされており、同球場内のグッズショップで購入することができる。 阪神園芸は昨年１０月１５日のクライマックスシリーズ（ＣＳ）ファーストステージ、阪神－ＤｅＮＡで雨が降りしきる中、懸命の整備で試合を決行。神整備と呼ばれ、全国的な話題となった。同社の金沢健児甲子園施設部長（５０）は「大変、恐縮しています。若い社員への励みにもなります。注目して

楽天の梨田昌孝監督が２２日、東京都世田谷区の楽天本社を訪れ、三木谷浩史オーナーに開幕前のチーム状況を報告した。 約３０分間の会談では、梨田監督が課題だった走塁面で次の塁を狙う意識が高まっていると説明。これに対し、三木谷オーナーは「全員平等にチャンスをあげて、みんなが切磋琢磨する方針でやってほしい」と要望した。 今季は５年ぶりのリーグ制覇と日本一を狙う。三木谷オーナーは「競争原理がだいぶ働いてきて底上げができている」と期待し、梨田監督は「優勝を狙えるチームになってきた。手応えは感じている」と強調した。

（オープン戦、西武３－３楽天＝九回規定により引き分け、２１日、メットライフ）楽天は２１日、西武とのオープン戦（メットライフ）に３－３で引き分けた。球場周辺で雪が舞い、気温約１度と極寒のなか、昨年のドラフト１位右腕・藤平尚真投手（１９）が先発。毎回、得点圏に走者を背負いながらも５回７安打１失点、１２１球の熱投で、高卒２年目での開幕ローテーション入りを確実にした。

（オープン戦、ヤクルト－巨人＝雨天中止、２１日、神宮）ヤクルトは神宮球場でのオープン戦が雨で中止となり、急きょ東京ドームに移動して巨人と無観客で実戦形式の合同練習を行った。小川監督は「試合ができないと投手の調整が難しくなると思っていた」と意義を強調した。 先発ハフは制球、テンポともに良く６回１失点。静かなドームでの実戦に「教会で投げているような感じ」と笑った。４番で出場した青木は一回に適時打を放つと、守備でも積極的に声を出し「声が響いて気持ち良かった」と笑顔だった。 オープン戦日程へ

（オープン戦、ロッテ－阪神＝雨天中止、２１日、ゾゾマリン）２日続けて中止になった阪神は、球場に隣接する室内練習場で調整した。先発予定だった藤浪は２月２５日のオープン戦でも９球を投げたところで雨のためノーゲームになっており「天候には勝てない。仕方ない」と苦笑いするしかなかった。 前回の登板では、制球が乱れて四回途中６失点。先発枠入りを懸けて、２３日のウエスタン・リーグの中日戦に登板する。「自分の球を投げること。やるべきことは変わらない」と信頼回復へ、気合を入れ直した。 オープン戦日程へ

プロ野球のオープン戦、ロッテ－阪神（ゾゾマリン）、ヤクルト－巨人（神宮）、ＤｅＮＡ－日本ハム（横浜）、広島－オリックス（マツダ）は降雨のため中止と発表された。 イースタン、日本ハム－巨人（鎌ケ谷）、西武－ヤクルト（西武第二）、ＤｅＮＡ－楽天（横須賀）は降雨のため中止と発表された。 ウエスタン、広島－阪神（由宇）、ソフトバンク－オリックス（タマホームスタジアム筑後）は降雨のため中止と発表された。

（オープン戦、巨人１－３日本ハム、２０日、東京Ｄ）上原のストレートに対する球場のスピード表示を見て、「あれっ」と思った。最速で１３８キロ（球団計測）。しかし、打者は明らかに差し込まれている。初速と終速があまり変わらないからで、打者はタイミングを取りづらい。 右腕は力強く、しっかりと振れている。久しぶりの実戦に加え、４万６０００人を超す観客から声援を浴びた。いかに４２歳のベテランでも緊張しただろうし、余計な力が入ったと思う。安打を許さなかったのは大したものだ。実戦を重ねれば球速は上がってくるし、制球も良くなる。 現時点で八回はマシソン、九回はカミネロのポジションだろう。レギュラーシーズンが開幕して上原が中継ぎとして機能し、両外国人が不安定になったときは、ポジションの入れ替えがあるかもしれない。その可能性は示した。 巨人で心配なのは打線だ。ゲレーロら中軸に一発が出なかった場合の得点力不足は解消

（オープン戦、ＤｅＮＡ－阪神＝雨天中止、２０日、横浜）この日は１番・糸井だったと聞いた。金本監督としてはやはり１番が非常に大事で、相手にプレッシャーをかけていくインパクトがほしいという考えがあると思う。相手バッテリーが嫌がる選手と考えれば、パンチ力もある糸井の１番は面白い。鳥谷も塁に出られて、つなげられるチャンスメーカーだけに、やはり上位がいいと思う。 そういう意味では１番・糸井、２番・鳥谷という並びがインパクトがあるのではないかというのが私の考えだ。２番候補の糸原は経験が浅い。若い選手が難しい打順を打つと、考えすぎて消極的になってしまうのが少し心配。６、７番で自由に打たせるのも手だろう。 開幕打順はすでに決まっているようだが、１年間、常に固定できるわけではない。オープン戦のオーダーは「こういう打順もあるよ」という首脳陣から選手へのメッセージだ。いろいろ試しながら、シーズンでのバリエーショ

日本ハムは２０日、腹腔内の一部に炎症がみられる「限局性腹膜炎」で療養しているドラフト１位・清宮幸太郎内野手（１８）＝早実高＝が、東京都内の病院で食事の摂取と軽い運動を再開し、早ければ今週末にも退院すると発表した。抗生剤の点滴による治療を受けて症状はほぼ改善したが、体重は５キロ減。開幕１軍入りは絶望的となったが、栗山英樹監督（５６）は「最後まで可能性は探る」と話した。

ＤｅＮＡの山崎、桑原が２０日、横浜銘菓「ありあけ」の新商品、メニューの発表会に出席した。 ３０日から、横浜市のありあけ本館で発売される１日２０食限定の女性向けメニュー「ベイ女子ビクトリーボール」（１０８０円）を試食した。桑原は「スイーツが好きなので、味わって食べさせてもらいました」と笑顔。山崎も、もちもち食感のポンデケージョを食べ、「もちもちですね。僕も１年間、不動の守護神として粘っこくいきたいです」とＰＲした。

（オープン戦、ＤｅＮＡ－阪神＝雨天中止、２０日、横浜）登板予定だった阪神の２年目、小野は先発枠入りへ首脳陣に直接アピールする機会を逃し「開幕までに投げたかった」と残念がった。 今後は２１、２２日に行われるウエスタン・リーグの広島戦のどちらかで投げて調整する予定で、才木とともに１軍から離れた。「シーズン中でも雨で流れることはある。しっかり気持ちを切らさずやりたい」と前向きに話した。 オープン戦日程へ

（オープン戦、西武－ロッテ、２０日、メットライフ）西武・十亀が味方の好守にも助けられ、テンポの良いピッチングで６回２／３を１安打無失点と好投した。 十亀は一回を６球で３者凡退。二、四回には四球、三回には田村の安打で出塁を許しながらいずれも併殺で切り抜けた。六回には先頭の福浦に死球を与え、犠打などで三塁まで進めるが、後続を断った。

ヤクルトＤ１位・村上はソフトバンクとのオープン戦の七回、左前打を放った。“１日限定”の１軍体験だったが、存在感は際立った たった１試合で、特大の可能性を感じさせた。ヤクルトのドラフト１位・村上宗隆内野手（１８）＝九州学院高＝が、１８日に行われたソフトバンクとのオープン戦（神宮）で１軍初昇格。「９番・ＤＨ」で先発出場し、二回の第１打席で遊撃内野安打、七回には左前打を放ち、２安打を放った。 新人紹介などがあったため１日限定での１軍体験だった。熊本から駆けつけ、スタンドで見守った父・公弥さん（４４）からは試合後に「ナイスバッティング」と声をかけられた。携帯電話には友人らから「ヒット、おめでとう」という内容のメールが届いたという。それでも、村上本人は「うれしいけど『打って当たり前』といわれる選手になりたいので」と先を見据えている。 首脳陣も１８歳の才能を高く評価する。小川監督は「ヒットはもちろん、

（オープン戦、ヤクルト－楽天＝雨天中止、２０日、神宮）先発予定だった楽天の藤平は２１日の西武戦にスライド登板する。雨の中、屋外のブルペンで調整し「シーズン中にこういうことがあったときのために、大事」と試合中止を前向きに捉えた。 プロ２年目の１９歳。習得を目指している、シュート回転しながら落ちるチェンジアップを試すつもりで「打者の反応を見たい。使えればそれでいいけれど、駄目でも改善していければ」と意欲的だった。 オープン戦日程へ

残り５試合となったオープン戦で、楽天の今江年晶内野手（３４）が打率・４４４をマーク。完全復活の気配が漂い始めた。 「先発出場が必ずではないし、代打や途中出場で結果を残すのは難しい。ようやく慣れてきたけど、打席ごとに試行錯誤しながらやっています」 １７日の広島戦（静岡）で４打数３安打３打点。三回は中前に先制適時打、七回にも左前に逆転２点打をはじき返し、勝負強さを発揮した。ＰＬ学園高の先輩に当たる平石ヘッド兼打撃コーチは、こう分析した。 「もともと感性で打つ打者。データなどは気にせず、打席の中で瞬時に対応するタイプ。いまは、迷いなくバットを振れている」 ロッテから楽天にＦＡ移籍した２０１６年は出場８９試合、１７年は同５１試合にとどまった。移籍３年目の今季は真価が問われるが「勝負の３年目？　毎年、強い気持ちを持ってやってきた」と負けん気の強さをのぞかせた。 梨田監督は「移籍後、故障に泣かされてき

１０年ぶりに古巣に復帰した巨人・上原浩治投手（４２）＝前カブス＝が１９日、東京ドームでの１軍練習に初合流。ブルペンで３０球を投げるなど調整した。２０日の日本ハムとのオープン戦（東京ドーム）に初登板する予定で、本拠地での登板となれば、３４２６日ぶりとなる。同ドームのロッカーは１０年前と同じ場所で菅野智之投手（２８）の左隣に決まり、上原シートも復活した。