2009年11月20日 大分トリニータの名物社長を辞任に追いつめた正体 大分トリニータの溝畑社長から電話があったのは、ちょうど1週間前だった。 かなり追い詰められている様子だった。メインスポンサーのマルハンが撤退したこと、Jリーグへ融資申請をしたこと、反溝畑勢力から「辞めろ」の圧力がかかっていることなど……を例の調子で熱弁するのだが、どこか得意のジョークに冴えがみられなかった。 「カンブリア宮殿に出てちやほやされていたのが、今やアカンブリですわ。1年前の天国から地獄。ほんまにたった1年でこんなことってあるんですな。なんとか再建したいんですが、メインの企業をバックに持たず20億円近くのお金を集めることって、ほんま大変ですわ。J2に落ちたことでスポンサー集めがもっとしんどくなります。それとマルハンさんが痛いです。これはJ2に落ちたことではなく、最後まで胸マークを認められず、正式なスポンサーとし