斜頸は、常に顔を左右どちらかに向けて首をかしげた状態の症状です。 そのため、首や肩がこりやすかったり、痛みが出やすかったり、日常生活に支障が出たり、周りからの視線が気になったりする方も多いです。 主に、首の筋肉の収縮が要因とされています。 この斜頸には、以下のような4種類があります。 1、先天性筋性斜頸 最も頻度が高いもので、後頭部と鎖骨・胸骨を繋ぐ胸鎖乳突筋という筋肉の拘縮で生じる斜頸です。 典型的な形は、患側と反対側に顔を向け、同側に頚が傾く形です。 また、患側の胸鎖乳突筋には、筋肉のしこりを触れますが、これは生後2~3週でもっとも大きくなり、その後は徐々に自然と小さくなっていきます。 1才半までに8~9割は自然治癒が見込まれます。 2、骨性斜頸 生まれつき頚椎や胸椎に奇形があり、そのために首が傾きます。 3、炎症性斜頸 中耳炎や扁桃炎などの炎症後に、環椎(第一頚椎)と軸椎(第二頚椎)