巧妙化するサイバー犯罪に対処しようと、ICPO=国際刑事警察機構はサイバー犯罪に関する情報を集約する専門の部局をシンガポールに初めて設置することを決めました。トップの総局長には日本の警察庁の職員が就任します。 サイバー犯罪を巡っては、海外から第三国を経由してパソコンを遠隔操作し機密情報を盗み取るなど手口が巧妙化し、1つの国だけでは実態の解明や捜査が難しくなっています。 このため、フランスに本部があるICPO=国際刑事警察機構は、サイバー犯罪に関する情報を一手に集約する専門の部局をシンガポールに初めて設置することを決めました。 この部局では、世界で事業を展開する情報セキュリティ企業などから人材の派遣を受けたり、オンラインで結んだりして複数国にまたがる被害などに関する情報の提供を受け、関係国に即座に伝えます。そのうえで、ある国の捜査当局が捜査する方針を決めた場合、関係国や情報を提供した企業など