パリ(CNN) ロシアのメドベージェフ大統領が、リビア攻撃に関する発言をめぐってプーチン首相を批判した。メドベージェフ氏がプーチン氏を公然と批判するのは異例。 プーチン首相は21日にミサイル製造工場のあるボトキンスクを訪れ、リビア上空の飛行禁止区域設定と軍事行動を承認した国連安全保障理事会の決議について「明らかに不完全で欠陥がある」と酷評した。さらに「主権国家に対して誰がどんなことをしても許される」ことがこれではっきりしたと述べ、「誰かが誰かに特定の地を解放するためと呼びかけて行かせた中世の十字軍を思い出させる」「論理性も良心も見受けられない」などと発言した。 メドベージェフ大統領はこの数時間後、プーチン首相の名指しは避けながらも、「『十字軍』などといった、実質的に文明の衝突をもたらすような表現を使うことは容認できない」と批判し、「リビアで現在起きていることはすべて、リビア指導者の戦慄すべ