日本社会の本質を突いた名著中の名著です。「世間」と「空気」というキーワードを徹底解剖。この本を読むと世界の見え方が変わります。 「それは理屈だ」というのは、「人間というものは、そんなに簡単に理屈で割り切れるものではない。論理的には、お前の言っていることは正しい。けれど、それでは世間は納得しないだろう。もっと人間の事情や感情を考えろ」ということです。これは西洋的な「個人」の概念からは出てこない言葉でしょう。 (本)鴻上 尚史『「世間」と「空気」』—現代社会の本質を捉えた名著 | ihayato.news 生きづらさ、息苦しさを逃れるために、本書は「複数の「共同体」にゆるやかに所属すること」を推奨しています。これはとてもシンプルで、実効性のある対策だと思います。僕もそんな感じで生きています。 中島義道 私の嫌いな10の言葉