東京電力柏崎刈羽原発1号機が定期検査に入ることで、国内の原発は全体の72%に当たる39基が停止することになります。現状をまとめました。 日本には、商業用の原発が54基あります。 このうち動いているのは15基、止まっているのは39基です。 今月(8月)はこれから柏崎刈羽原発7号機と北海道電力の泊原発2号機の2基も定期検査に入る予定です。 このほかの13基も、秋までに5基、冬までに6基が止まるほか、来年の春までには残る2基が停止することですべての原発が止まることになります。 一方で止まっている原発39基のうち11基は実質的に定期検査を終えたか、今月中に終える状況になる予定で、電力会社としては「運転の再開待ち」の状態と言えます。 しかし運転再開のためには国が新たに打ち出した安全評価、いわゆる「ストレステスト」を実施することが必要になったため、いずれも運転再開の見通しは立たなくなっています。 <一