前回のコラムでは、政治家とメディアとの関係について論じました。 今回は、メディアの寵児として国民から絶大な支持を得ていた小泉純一郎元首相の素質を受け継ぎ、同じくメディアの寵児として国民の高い人気を維持し続けている小泉進次郎氏について、検証してみたいと思います。 ルパンも三世までなのに、進次郎氏は四世の議員 進次郎氏は、元逓信大臣の又次郎氏を曽祖父、元防衛庁長官の純也氏を祖父、そして元首相の純一郎氏を父に持つ、まさに政界のサラブレッドです。二世議員や三世議員なんかではない、驚きの四世議員であり、野田佳彦元首相がかつて「ルパンだって三世までですよ!」と批判したことがあるほどです。 そんな進次郎氏と選挙で戦ったことがある私の体験からして、世襲候補は選挙において圧倒的に有利です。当時、私が選挙区(神奈川県第11区)内をくまなく歩いても、「又次郎さんに非常にお世話になった」とか、「純也さんが葬儀に来