国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは20日までに、アフリカ西部のガンビアで国家ぐるみの“魔女狩り”が行われ、警察や軍隊などが約1000人を拘束、迫害していることを明らかにし、ガンビア政府に対し直ちに中止するよう求めた。 アムネスティが集めた被害者らの証言によると、魔女とされた人たちは村から武装兵らにより強制的に連行、秘密施設に最長で5日間収容された。 施設では、隣国ギニアから招かれた呪術(じゅじゅつ)師により幻覚作用のある薬物を強制的に飲まされ、大半が重い腎臓病となり、2人が死亡したという。また魔女であることを自白させるために拷問なども行われている。(共同)