先日来、さまざまなビジネスパーソンとお話をしていて、 リーダーがもっている「組織観」には「足し算型の組織観」と「非・足し算型の組織観」という2つのものがあるのではないか と思い至りました。「組織観」とは、この場合、「組織をどのようなものとして見立てるか」ということに関するリーダーの信念であり知識です。 ▼ 「足し算型の組織観」とは、こういう感じの「組織観」です。 「今、僕らチームには5人のメンバーがいるよね。ひとりノルマは1000万円ね。てことは、組織で得られる成果は、5000万円てことね。てことで、各自、それぞれ、頑張って、達成してね。よろしく」 「足し算型の組織観」は、逆にいうと「割り算型の組織観」といってもよいかもしれません。「割り算型の組織観」とは、要するに下記のような組織観です。「足し算型の組織観」を「逆にさかのぼった」のが「割り算型の組織観」。 「今、このチームで達成しなきゃな