先週、公認会計士制度に関する懇談会(中間報告書案)が金融庁HPで公開されましたので、内容を拝見いたしました。(公認会計士制度に関する懇談会中間報告書案)会計士の方々のブログや「週刊経営財務」の紙上解説などで、懇談会の議論経過については知っておりましたが、会計士試験制度の改正案について、詳しく知ったのは今回が初めてであります。 当懇談会は、本来は「待機合格者」問題を扱うことを目的としているものでありますが、目を引くのは(マスコミでもとりあげられておりますとおり)新たな国家資格「財務会計士(仮称)」の新設であります。公認会計士のような「監査証明業務」はできないけれども、法に基づく「会計プロフェッショナル」として、非監査サービス業務(企業内会計業務、監査補助業務等)は可能であり、「財務会計士(仮称)」なる名称は独占使用できる、というものです。原則としてこの「財務会計士(仮称)」なる資格で実務経験
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