あまりに突然だった。さっきまで文書をプリントアウトするなど快調に動いていたパソコンが、固まっていた。再起動をかけようにも、「OSが見つかりません」の表示で止まってしまう。過去2台のパソコンが壊れた経験からデータは救えると思い、社内のサポート部署に持ち込んだ。ごちょごちょとやってくれたあげ句、「無理です。ハードディスクに問題があります」と、にべもない。目の前が暗くなった。 パソコンの中には出稿日が迫る完成済みの原稿数本と写真が入っていた。「バックアップをとってないんですか」のあきれた問いかけが頭の向こうでむなしく響く。バックアップはせいぜい年に1度だ。同僚の「どうして壊れたんですか。落としたんですか」の追及に、そんな覚えはないが、原因など、この際どうでもいい。過去約1年の写真やさまざまな作成データが失われたショックで、ため息しか出ない。パソコンは信頼できない。と思うのは何度目か。【金沢衛】
◇有名ホテル、高級飲食店…密談説も 麻生太郎首相が就任してから24日で1カ月。連夜のような有名ホテルや高級飲食店での会合について「庶民感覚とかけ離れている」と記者団から質問を受けた首相は22日、「ホテルは安い」「自分のお金」などと強く反論し、「変えるつもりはない」とこだわりを見せた。一方で、会合の相手が首相官邸の発表と違うことも発覚し、夜な夜な密談を重ねているとの見方もある。【西田進一郎、木下訓明】 「高級料亭、毎晩みたいな(話に)作り替えていますが、それは違う」「ホテルのバーは安全で安いとこだという意識があります」 首相は22日昼、記者団に独自の認識を強調。「安いところに行ったとして、(新聞記者らが店の前に立つことで)営業妨害って言われたらなんて答える? 店の妨害して平気ですか。聞いてんだよ。答えろよ」と、逆に詰問する場面もあった。 麻生首相の夜会合の多さは、福田康夫前首相と比べ際立つ。
大ヒットぞろいの「ドラクエ」シリーズでも屈指の名作といわれる「5」が16年の時をを超え、ニンテンドーDS用でリメークされた。何かを探している父に連れられて世界を旅する少年が、苦難を乗り越え青年へと成長し、結婚して子供をもうけて、父の果たせなかった願いをかなえるという三代にわたる壮大な物語が描かれる。 中でもゲーム前半の山場となる「結婚」がポイントだ。元気いっぱいの幼なじみビアンカ、清そなお嬢様のフローラを選ぶかは、16年前にスーパーファミコンで発売されたときも、ユーザーの“論争”の種となっていた。DS版には、さらに「ツンデレ」キャラのデボラまで登場するのだから大変だ。 また、ライトユーザー向けに難易度も低めに設定され、すぐにレベルが上がり、どんどん先に進める。それでいてコアユーザーも熱中できるモンスター集めの要素もある。レアなモンスターを仲間にしよう、成長させようとやりこみ、DSの電源切れ
破産申し立て中の留学支援会社大手「ゲートウェイ21」(東京都新宿区)の債権者説明会が5日、東京都内であり、福井伴昌社長は「本当にすみませんでした」と土下座して謝罪した。経営破綻(はたん)後、社長が公の場で発言するのは初めて。社長は「集めた資金をそのまま海外送金すればよかったが、会社が存続できない状態となり手をつけた」と資金流用を認めた。約800人の被害者は「詐欺だ」と厳しく批判した。 同社は、留学予定者から預かった資金を、専属契約する海外の現地法人を介して、留学先やホームステイ先に支払う。このシステム通りに送金されれば留学に支障はないが、実際には払われていないケースが相次いでいた。 会場から「預かり金に手をつけたのか」と追及されると、福井社長は「その通り。そうせざるを得なかった」と認めた。使途は先行してあっせんした他の留学生の費用だけでなく、会社の事務所の家賃や人件費にも及んでいた。さらに
【ワシントン斉藤信宏】野村ホールディングス(HD)が、経営破綻(はたん)した米証券大手リーマン・ブラザーズのアジア・太平洋部門を2億2500万ドル(約240億円)で買収することで合意したことが22日、明らかになった。米紙ウォールストリート・ジャーナルが関係者の話として伝えた。 報道によると、野村HDが買収するのは、日本や中国、インド、オーストラリアの投資銀行部門などを中心とした事業と見られる。アジア部門については、英金融大手バークレイズやスタンダード・チャータードなども買収に名乗りを上げていた模様だが、野村が最高額を提示し、リーマン獲得を決めたという。野村は欧州でもリーマン買収に名乗りを上げているが、合意には至っていない。 同紙は、野村によるリーマンのアジア部門買収について、「資金に余裕のある日本の金融機関が米金融危機を契機に海外で存在感を増していることを示す例だ」と分析している。野村は、
動画投稿サイトなどで70万回も再生された「Packaged」を含む「livetune feat.初音ミク」のアルバム「Re:Package」 バーチャルアイドルの歌声を自由に編集し、好きな歌を歌わせることができる音楽ソフト「初音ミク」を使った音楽ユニット「livetune feat.初音ミク」のアルバム「Re:Package」(ビクター、1995円)が2日発表の8日付オリコン週間アルバムランキングで初登場5位を記録した。マンガやフィギュア、コスプレなどで人気の「初音ミク」だが、本業の音楽でも高い人気を裏付けた。 「livetune」は「初音ミク」を使った音楽をネット上で発表しているユニットで、07年に発表した「Packaged」が動画投稿サイトなどで70万回も再生されるなど人気となり、自主制作したCDも完売した。同アルバムはメジャーデビュー作で、「Packaged」や新曲など15曲を収録し
【北海道】札幌市北区の札幌エルプラザで1日、開幕した人権侵害に対する啓発パネル展「漫画家30人による人権マンガパネル展」で、1人の男性漫画家の作品が著作権侵害の恐れがあるとして、主催団体の一つ、法務省がこの作品展示を見合わせていることが分かった。 問題の作品は人気キャラクター「おしりかじり虫」をパロディーにした「人権カジリ無視」。「おしりかじり虫」の原作者とは異なる男性漫画家による作品で、緑やオレンジの「おしりかじり虫」に似たキャラクターが「人権」と書かれた人の尻をかじる人権侵害の様子を描いている。 パネル展は世界人権宣言採択60年を記念したもので、法務省などが日本漫画家協会の協力を得て催した。ちばてつやさんや里中満智子さんら著名な漫画家30人が人権をテーマに作品31点を書き下ろした。すでに東京で8月に開かれたが、東京での開催直前に、法務省からの指摘で問題が発覚。現在は、漫画家29人による
10日に発売される「初音ミク」のアクションフィギュア(C) Crypton Future Media,Inc. ALL RIGHTS RESERVED フィギュア制作のマックスファクトリー(千葉県松戸市)は、動画投稿サイトから人気に火が付いた人気キャラクター「初音ミク」のアクションフィギュアを10日に発売する。2500円。8月30日に千葉市美浜区の幕張メッセで開かれた玩具展示会「キャラホビ」で先行販売したところ、用意した1000個がわずか1時間で完売するほどの人気を集めた。 「よくうごく、キレイ」をキーワードに、美しい形を維持しながら手足の関節が動かせるフィギュア「figma(フィグマ)」シリーズの一つ。全長14センチの塗装済みで、口を閉じている表情と歌っている表情の2種類の顔パーツを用意。「ツインテール」と呼ばれる長い髪の部分にも関節を組み込んでおり、より躍動感あふれるポーズを付けること
「超時空要塞マクロス」の25周年記念作品「マクロスF(フロンティア)」が4月からMBS・TBS系で放送されている。第1作ではリン・ミンメイ役の飯島真理さんの劇場版主題歌「愛・おぼえていますか」は世界中のアニメファンにヒットしたアニメソングだが、「マクロスF」でもヒロインたちが歌うテーマ曲が次々とオリコンランキング上位を獲得、20日に発売されたシェリルとランカのデュエットのオープニング曲「ライオン」も、発売から1週間で約5万6000枚を売り上げ、オリコンシングルCDランキングで3位に入るなど新たなブームを起こしている。 「マクロスF」は、西暦2059年、銀河の中心をめざす長距離移民船団「マクロス・フロンティア」に謎の巨大宇宙生物「バジュラ」が襲来し、パイロット養成コースの高校生、早乙女アルトやトップスターのシェリル・ノーム、平凡な少女だったランカ・リーらが戦いに巻き込まれていく……という物語
07年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門で、同人誌としては初めて奨励賞を受賞した白井弓子さんのマンガ「天顕祭(てんけんさい)」が、30日にサンクチュアリ出版から発売される。加筆修正が加えられ、全352ページ。 「天顕祭」は、ヤマタノオロチ伝説が伝えられている未来が舞台。オロチの魔の手から逃れるため逃亡を続ける女性・咲と、彼女と偶然出会い雇うことになったとび職の真中の交流を通じて、恐ろしい運命が明らかになるというファンタジーだ。作者の白井さんが、「古事記」をモデルに、同人誌即売会「コミティア」を中心に約20年近くかけて描き続けてきた。 白井さんは、ファンタジー作家、上橋菜穂子さんの本の挿絵なども描いており、「天顕祭」の本の帯には、上橋さんのコメントも添えられた。924円。【渡辺圭】
押井守監督の最新劇場版アニメ「スカイ・クロラ」(8月2日公開)の予告編を、「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明、「世界の中心で、愛をさけぶ」の行定勲、「日本沈没」の樋口真嗣の3人の監督が制作、動画配信サービス「Gyao」の映画コーナーで配信中だ。 「スカイ・クロラ」は、森博嗣さんの小説が原作。年を取らない子供「キルドレ」と、変わらない日常の閉そく感をテーマに、ショーとしての戦争がある世界を描いている。欧州の前線基地に赴任してきたキルドレのユーイチが、基地の女性司令官で、同じくキルドレのスイトの視線に戸惑いながらも引かれていき、キルドレの悲しく切ない宿命を知るというストーリー。俳優の加瀬亮さんや谷原章介さん、女優の菊地凛子さん、栗山千明さんが声優として出演している。 予告編は「『スカイ・クロラ』は見る人によって、それぞれの解釈があっていい」との押井監督の考えから生まれたもので、映画の映像を素
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く