かつて豪族が支配していた場所に朝廷の影響力が及び 摂津(西部)・播磨・但馬・淡路・丹波(氷上郡・多紀郡)の5か国が置かれた。 (但馬牛とか、摂津のきり丸とか) 戦乱の世をくぐりぬけ(大概の大河の舞台は兵庫である) 神戸港が貿易で栄え、武器を収める倉ができ、兵庫という呼び名が広がり、いつの間にか合併されてしまったこの5か国。 兵庫県となった今も、この5か国の分断は続いている。 まず地形を見てほしい。日本海から瀬戸内海があるのが兵庫県だ。山も海もある。 故に場所によって気候も違う。発展してきた商売も違う。 隣県は大阪、京都、岡山、鳥取。どれも微妙に毛色の違う県である。 兵庫県民はまず自分の生まれから近い県の属性に分かれていく。 しかし、やはり県境というのは日本人にとって重大なもの。隣県に、いつも仲間に入れてもらえないのだ。 尼崎なんてそこらの大阪より大阪の中心部に近い。なのに、大阪ではない扱い