会談に臨む東京都の小池百合子知事(左)と国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長(2019年10月25日撮影)。(c)Behrouz MEHRI / AFP 【10月26日 AFP】国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ(John Coates)調整委員長は25日、東京都の小池百合子(Yuriko Koike)知事と会談し、2020年東京五輪期間中の猛暑対策として、マラソンと競歩の開催地を札幌に移す案は決定事項であると明言した。 コーツ委員長は都民の「深い失望感」は承知しているとした上で、東京都があくまでも開催を主張しようと札幌移転案はすでに決定事項であると説明した。両競技が東京で行われる可能性は残っているか問われると、「東京都の意向は関係なく、意思決定されたこと」であるとして、「ノー」と完全否定した。 「こうした事案の決定はIOC理事会に管轄権がある。五輪憲章