中学生で父親を亡くし、苦学して創業。売上高1兆円超の巨大企業を一代で築き上げた創業者は、実に一日16時間働く努力の人であった。停滞する日本経済の閉塞感を吹き飛ばす、痛快インタビュー。 トップは「大ボラ」を吹け 会社の経営は、気概と執念がないと絶対に成功しません。ところが、最近の若い経営者は、「野心」がないですね。 私たちの若いときは、「末は総理大臣か、大社長か」と、よく言っていたものです。みんな出世したいという思いで、一生懸命働きました。しかし、今はそういう人が実に少ない。逆に言えばライバルが少ない今こそ、頑張ればチャンスがあるということです。でも、多くの人はそこに気がつかない。こんなチャンスがある時代はなかなかないと思うだけに、実に残念なことだと思います。 京都市南区に本社を構える日本電産株式会社。会長兼社長の永守重信氏(72歳)が43年前にわずか4名で立ち上げた小さな会社は、独自の技術
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