SVGは技術的に注目を集めていても実際に利用されている場面はそう見かけない。ブラウザ上でドローを描くだけであれば、画像で十分という話であるし、アニメーションを必要とするならFlashがあるからだ。かつIE6をはじめとするレガシーなブラウザで動作しないという最大の問題がある。 だがFlashに比べれば扱いやすく、テキストベースなのでシステムとの親和性も高い。また画像とは違いインタラクティブな動作ができる。そんなSVGの利用を推進するのがRaphaëlだ。 今回紹介するオープンソース・ソフトウェアはRaphaël、JavaScriptのグラフィックスライブラリだ。 RaphaëlはSVG、VML、JavaScriptを使ったグラフィックスライブラリだ。グラフやSVG、様々なオブジェクトを描き出すことができる。もちろんJavaScriptによって刻々と変化するアニメーションやマウスの動きによって