大手検索サイト「グーグル」に文字を入力すると補足で情報が表示される機能を巡って、男性が「自分の名前を入れると、犯罪行為を連想させる単語が出てくる」として削除を求めたのに対し、東京地方裁判所は削除を命じる仮処分の決定を出しました。 グーグルの検索サイトに名前などを入力すると、補足情報として単語が表示され、例えば「NHK」と入力すると、「ニュース」や「ラジオ」などの文字が示されます。 弁護士によりますと、男性が自分の名前を入力すると、犯罪行為を連想させる単語が表示され、男性は退職に追い込まれ、その後も内定を取り消されたり、採用を断られることが続いているということです。 このため、男性は去年10月、東京地方裁判所に表示の削除を求める仮処分の申し立てを行っていました。 弁護士によりますと、グーグル側は「単語は機械的に抽出されるだけで意図的なものではない」と反論したということですが、東京地方裁判所は