で、ロードショーでは、どうでしょう? 第101回。 「なんか最近面白い映画観た?」 「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」 『BANDAGE バンデイジ』 邦画では数少ない、聴かせる映画。 懐かしき90年代のバンド・ブームを描き方は、さすがにその場にいた人とはいえ、堂にいっている。 ワンシーンワンカットに近い演出は、役者の良さがあいまって、空気感をしっかりととらえていて、見事。 役者、特に北乃きいの良さが際立つ。 赤西仁も、最初のカリスマがじょじょに剥がれ落ちていく感じは、見事。 ただ、時折、そのキャラクターに埋もれてしまい、人間の顔が見えないのは、仕方ないことか。 役者陣のほとんどが、必要な空気を表現している。 金子ノブヨシ、財津和夫のミュージシャン組も違和感なく交じっているし。 高良健吾、柴本幸は、カリスマさえ感じさせている。 ただ、マンガ的記号が勝ちすぎるときもあるけ
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