で、ロードショーでは、どうでしょう? 第120回。 「なんか最近面白い映画観た?」 「ああ、観た観た。ここんトコで、面白かったのは・・・」 『NINE』 『NINE』はもちろん、英語の“9”のこと。 では、この“9”とは何を示す数字か? これが映画の中で、いくつも現れる。 そのうちの、いくつかだけ解き明かしていこう。 まずは、フェデリコ・フェリーニの『8・1/2』のミュージカル(舞台)版の映画化であること。 『8・1/2』とは、フェリーニの8本の長編と一本の中編を意味している。 フェリーニの自伝的要素の強い作品。 『NINE』では、主人公グイドが9本目の長編にとりかかるところから始まる。 9本目の“9” さきほど、フェデリコ・フェリーニの『8・1/2』のミュージカル(舞台)版の映画化であることと書きましたが、実は、これと同じ映画が昔にあります。 『スイート・チャリティ』で、フェリーニの『カ
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