【3月6日(水)9時50分ころ いつもの場所に、チームからの花が】 いつの日も、 そのおじいさんの いる場所は、決まっていました。 芝のグラウンドから、クラブハウスに戻る階段を 登りきったところ、下から見て、左側のフェンス寄り。 そこが、指定席でした。 練習がはじまると、いつものように、 ふらりとやってきては、いつもの場所に、 立っていたり、すわっていたり。 軽めの服装に、たいがいはサンダルでも履いて、 手には飲み物か、折りたたみの傘くらい。 階段のいちばん上から、 芝の上で繰り広げられている練習を眺めていたり、 練習を終えて、クラブハウスに戻ってくる 選手やスタッフを、 ひとり一人、ひと声かけて励ましていたり。 そんな日々の積み重ねが、 選手にとって、スタッフにとって、チームにとって、 じわじわ沁みるようなチカラに なっているように感じる方でした。 選手やスタッフに ひと声かけていた、階
![『【追悼】いつもの場所で、いつものように——川崎フロンターレの麻生グラウンド。』](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/98072944c25733e5838878773947683344fadda7/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fstat.profile.ameba.jp%2Fprofile_images%2F20201119%2F16%2F51%2FTO%2Fj%2Fo04000400p_1605770925671_calem.jpg)