Preferred Networks (PFN)の比戸です。先週Chainerのポスター発表で参加したNIPSを中心に、アカデミアの関係について書いてみたいと思います。ディープラーニングの応用が広まる中で、Chainerの活用が増える一助になればいいと考えています。 Chainerの利点 NIPSは機械学習系の最重要国際会議で、毎年この時期に開かれています(今回はモントリオールで、29回目)。機械学習、特にディープラーニングの研究が盛んになり産業界からの関心が高まる中で、約3800人と過去最大の参加者となりました。 もちろん機械学習分野の全てをカバーしているので本会議でディープラーニングに分類される論文は1割ほどですが、今年も多くの新しい手法が提案されていました。Neural Conversation Modelを改善するためにNLPの知見をネットワークの途中に入れたもの、画像とテキスト両