前回、バージョニングファイルシステム『NILFS』を用いてのファイルのバージョン管理を行ってみたが、今回は同じくバージョニングファイルシステムである『CopyFS』を用いて、バージョン管理を行ってみる。 といってもこのCopyFS、厳密にはファイルシステムではない。FUSEを利用して、バージョン管理用ディレクトリと利用するディレクトリを紐付けてバージョニングを行うように設定する、というものだ。そのため、マウントするディレクトリのパーティションに設定されているファイルシステムは、ext4でもなんでも構わない。ただ、事前にfuseをインストールしておく必要が有るので注意が必要だ。 今回も、検証にはCentOS 7を用いるものとする。 1.インストール まずは、CopyFSをコンパイルする上で必要となるパッケージをインストールする。 yum install fuse-devel fuse-lib