トップページ – アルゴリズムとデータ構造編 この章の概要 この章の概要です。 優先度付きキュー ヒープによる実装 まとめ 練習問題 参考リンク 更新履歴 優先度付きキュー(プライオリティキュー)は、要素1つ1つに優先度が割り当てられており、その優先度に従った順に取り出されるというデータ構造です。キュー(第6章)という名前が付いていますが、要素を取り出すときのルールがまったく異なります。 優先度のルールは自由に決めて構いません。たとえば、整数を格納する優先度付きキューであれば、その要素の値自体を優先度と考え、優先度の昇順に取り出されるといった具合です。この方法の場合、適当に複数の要素を格納した後で、取り出し操作を繰り返し行えば、昇順に並んだ要素の組が得られます。 優先度付きキューを実装する手段はいろいろとあります。単なる配列だけでも実現できますし、リスト構造や、木構造を使うこともできます。