21日午前10時10分ごろ、大阪市淀川区の新幹線新大阪駅で、男性が線路内に進入、車庫から入線してきた同駅発博多行きのひかり457号(レールスター707系)にはねられた。男性ははずみで車両の屋根に跳ね上げられ、まもなく駅員らが救出した。男性は全身を強く打ち病院に搬送されたが、市消防局によると意識はあったという。新幹線は上下線で運転を見合わせたが、午前10時48分に全線で運転を再開した。 淀川署の調べでは、男性は20代。ホームから走って飛び込んだという目撃情報があり、同署は自殺を図った可能性があるとみて調べている。 JR東海によると、駅係員が異常音を聞き、列車防護スイッチで周辺の新幹線を止めたという。この事故で上下線計34本が最大約39分の遅れ、約3万人に影響した。