複数のノンフィクション作品との類似点を指摘されていた北条裕子さん(33)の小説「美しい顔」(「群像」2018年6月号掲載)について、出版元の講談社は4日、単行本を17日に刊行すると発表した。 同作は昨年5月に群像新人文学賞を受けた北条さんのデビュー作で、芥川賞候補にもなった。発表時に主要な参考文献が明記されていないなどの指摘があった。 同社は「ご指摘を真摯(しんし)に受け止めて文献の扱いについて熟慮し、文献編著者および関係者との協議と交渉を経て、著者自身の表現として同作を改稿いたしました」としている。 「美しい顔」は、メディアの…