フォステクスから発売された“eA”(エア)「GY-1」は、音声信号に合わせて発生させた振動を設置面に伝え、本体が載っている机や家具をから音を出すという珍しいスピーカーだ。開発を担当したフォスター電機の三浦昭人氏と小野原博文氏、販売を担当するフォステクスの佐藤晴重氏に、詳しい仕組みと、製品を開発した経緯を聞いた。 ――今回発売された「GY-1」ですが、どういった仕組みで音が出ているのでしょうか。 小野原氏: 本体内にある超磁歪素子という物質が音声信号に合わせて振動するのですが、これが底面から設置面に伝わり、周囲の空気を振動させて音を出しています。「GY-1」を浮かせると分かりますが、製品自体から出る音はわずかです。机など家具のに載せることで、より大きなスピーカーになるわけです。 三浦氏: GY-1を置く場所ですが、木製の机や床などがいいですね。コンクリートや金属面などには向きません。オルゴー
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