女子1次リーグのカタール―モンゴル戦は24日、頭部を覆うヘジャブを着用した一部のカタール選手が出場を認められず、試合放棄となった。 試合は規定により20―0でモンゴルの勝利。大会組織委によると、頭に着用する大きなヘアバンドなどを制限する規定に違反すると判断された。 イスラムの女子選手が着けるヘジャブを巡っては、2012年のロンドン五輪で、プレー機会の公平性を確保するなどの観点から、柔道で着用が認められた。国際バスケットボール連盟(FIBA)は今月、将来的にヘジャブなどの着用を調査・検討していく方針を示していた。 試合後、カタール選手の一人は「ヘジャブが禁止なのは知っていたけど、国際連盟の背中を押したかった。今大会もサッカーやハンドボールは、ヘジャブを着けてプレーしている」と語った。(平山一有)