【田村剛】裁判員裁判で無罪となり、控訴審で逆転有罪とされた覚醒剤密輸事件の上告審で、最高裁第三小法廷(寺田逸郎裁判長)は被告の上告を棄却する決定をした。裁判員裁判の無罪判決が覆され、有罪が最高裁で確定するのは初めて。 起訴されていたのは、メキシコ国籍のマウリシオ・ガルシア・ルイス被告(36)。懲役12年、罰金600万円とした2011年12月の二審・東京高裁判決が確定する。16日付。 一審・東京地裁は、被告と犯罪組織の関係者との共謀が認められないと判断、無罪とした。一方、高裁は、客観的事実を考慮すれば認められるとした。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録はこちら朝日新聞デジタルのサービスご紹介はこちら