火山噴火の影響を受けた三宅島で22日、2度目となるオフロードのオートバイ耐久レースが開催され、招待選手ら90人が溶岩の転がる火山のふもとの難コースに挑んだ。 東京電力福島第一原子力発電所の事故で避難生活を送る選手も参加し、力走を見せた。 大会は、前夜までの大雨と強風で一時は開催が危ぶまれたが、予備のコースに会場を移して実施された。正午過ぎにスタートの号砲が鳴ると、オートバイが爆音を上げながら一斉に飛び出した。 レースでは、ぬかるんだ土やあちこちに転がる溶岩にタイヤを取られて転倒する選手、急坂を上り切れずにバイクを手で押す選手が続出。そんな中、序盤から上位につけた招待選手の小池田猛さん(33)が2年連続の優勝を果たした。 今回は初めて三宅島からも3人が出場した。三宅村職員の須永禎晃さん(49)は、初挑戦で2時間半を完走。「皆の声援が聞こえたので走り切れた。地元の我々も関わってレースを盛り上げ