国土交通省自動車交通局は29日、今後生産されるハイブリッド車や電気自動車(HV/EV)の静音性対策として「車両接近通報装置」の取付義務化を前提としたガイドラインを作成した。同日、日本自動車工業会など関係者に普及促進を働きかけた。 HV/EVは静かすぎて接近することに気がつかないという盲人や高齢者の意見を受けて、「車両接近通報装置」で、音を作ることの必要性が検討されていた。 これから生産されるHV/EVを対象に、発進から20km/hまでの速度域にある間、または後退時に「車両接近通報装置」が働き、音を出す。トラックのように後退時に警報を発する装置がある場合には、後退時の車両接近通報装置の作動は必要がない。 ガイドラインでは、装置の音量を数値としては規定せず、ガソリンやディーゼルエンジン車が20km/hで走行する騒音を超えないレベルであることとした。HV/EVが乗用車の場合はガソリン・ディーゼル
「静か過ぎて気付かずに危険」と視覚障害者らから指摘されていたハイブリッド車(HV)について、国土交通省は29日、疑似エンジン音などを出す「車両接近通報装置」の搭載を義務付けると発表した。また、装置の機能などのガイドラインを示し、義務化される前にも積極的に搭載するよう、関係団体を通じて各メーカーに要請した。 同省は今後、各社が装置搭載車を販売し始めた時期を見ながら、保安基準を作成。できるだけ早い時期に新車への搭載を義務付ける考え。 当面、対象となるのは▽低速走行時にエンジンを使わず電気だけで走行するHV▽電気自動車▽燃料電池自動車。これらは実験などで、目をつぶるなどした場合、低速走行時はほとんどの人が接近に気付かないことが分かっている。 装置で音を発するのは、発進から時速20キロまでの走行時と後退時とした。車が発進してから20キロになるまでは自動的に鳴り続けることが必要とされた。時速2
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