サッカー、イタリア代表のリッピ監督が、ゲイをカミングアウトした選手は代表チームに招集しない方針を明らかにした。同性愛者の団体は猛反発しているが、アズーリ(イタリア代表)の候補にゲイがいるとも取れる意味深な発言だけに、国民の受け止めは複雑なようだ。 リッピ氏は06年W杯ドイツ大会でイタリアを優勝に導いた名将として知られ、08年から再びアズーリを率いている。リッピ氏はスイスのインターネット・テレビのインタビューに答え、「たとえ世論が認めたとしても、代表チーム内の同性愛関係は隠さなければならない。カップルは当面は関係をオープンにできない」と語った。 これに対して、イタリア最大の同性愛者の団体「アルチゲイ」は「なぜサッカー選手は同性愛をオープンにできないのか。同性愛は汚いものという偏見を助長する発言だ」とのコメントを発表した。 ただイタリアは同性愛を認めていないカトリックの総本山バチカンのお