リノリウム (linoleum) とは、亜麻仁油(あまにゆ)などの乾性油を加熱酸化させたものに、コルク粉や顔料ほかを混入し麻布に圧着して作る床仕上材である[1]。インテリア素材としても使われる。1863年、イギリスのフレデリック・ウォルトンが発明した[2]。塩化ビニールなどの床材に取って代わられていたが、エコロジーの観点から見直されている[1]。 リノリウムの名は、ラテン語: linum(亜麻)と ラテン語: oleum(油)からなるかばん語である。発明者フレデリック・ウォルトン (Frederick Walton) の命名で、当初はカンプティコン (英: Kampticon) と呼んでいたのを改名した。 日本における商標権は、スイスのフォルボ・フィナンシャル・サービス社 (独: Financial Services AG) が保有[4]している。 黄色に染めたリノリウムの断面。 リノリウ