ディスプレイで見ている色をそのままプリントしたい。こんなに単純なことがどうしてもこうも難しいのだろう。カラーマネージメント、キャリブレーション、ICCプロファイルにカラースペース。わかるようなわからんような専門用語が飛び交い、暗中模索を繰り返し、ソフトやドライバの設定をアレコレ変更して、それでもプリントの色は見るも無惨……。そんなぼくとあなたのために、色合わせのセオリーを考察してみよう。 【色空間の方言を翻訳しなくては!】 カラーマネージメントの手順や基礎知識については、すでに様々なホームページやブログで取り上げられている。しかし、手順は特定ソフトにしか通用しないし、基礎知識といいながらけっこう難解な内容で、プロの現場を知らない人には理解しづらいのが現状だ。でもよくよく考えてほしい。見ている色をそのままプリントしたいという思いは、なにもプロフェッショナルユーザー固有のものではない。ごく普通