周知のとおり、レジストリはWindowsシステム全般のさまざまな情報を集中的に管理するデータベースである。ハードウェアからOS、ドライバ、サービス、アプリケーションなどWindowsに関するほとんどの情報がこのレジストリに記録されている。その内容には設定情報のほか、ソフトウェアの稼働状況のログや履歴なども含まれる。そのため、Windows上で何らかの障害が発生した場合、ログ・ファイルと同様にレジストリも重要な情報源となる。 Windows上でソフトウェア障害が発生したとき、いつどのような事象が発生したのか調べるのは障害原因を探る上で非常に重要である。発生時刻が推定できると、ファイルやレジストリなど膨大な情報を絞り込んで調査できる分、有用な痕跡の発見が容易になり、解析にかかる時間を短縮できるからだ。障害に関係のありそうなファイルまたはレジストリ・キーが分かれば、そこに「何が」書き込まれたかだ
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