ガチフロキサシン水和物(ガチフロキサシンすいわぶつ、略称 GFLX)は、杏林製薬が創製したニューキノロン系合成抗菌薬。キノロン骨格の8位にメトキシ基を導入したのが特徴で、既存の同系薬に比べ耐性菌を作りにくいとされる。レスピラトリーキノロン (respiratory quinolone) 製剤とも言われる。経口薬と点眼薬が発売されたが、後に副作用の関係で経口剤は販売中止となった。 杏林製薬の大型新薬として創薬された。まず海外では、1995年にドイツen:Grünenthal社、1996年にアメリカブリストル・マイヤーズ スクイブ社、1998年に韓国Handok Pharmaceuticals(韓獨薬品)社へ導出された。1998年にFDAで、2001年にドイツ連邦保健省(EU相互認証有り)で承認・発売され、2003年に韓国で発売された。日本では経口投与薬が「ガチフロ錠」の商品名で2002年4月