学生の理科離れを食い止めようと文部科学省が取り組んでいるサイエンス・パートナーシップ・プログラムを利用し、美方高校の2年生27人が10、11の両日、県立大学小浜キャンパスでDNA鑑定の手法を体験した。 生徒たちは、同大学生物資源学部海洋生物資源学科の小北智之講師からDNAの仕組みや鑑定方法の説明を受け、メダカを酵素で分解して特殊な溶液を使ってDNAを抽出し、複製する課程を実践した。またDNAの見分け方を教わった上でメダカの親子の判別に挑戦したが、ほとんどの生徒が正解した。 授業を受けた山本英里奈さん(16)は「普段使わないものや見たこともない器具を使ったりできて楽しかった。DNAの話は難しかったけど、生物の授業で習ったこととの関連が何となく分かった」と話していた。【高橋隆輔】 12月12日朝刊