記事保存 日経BizGate会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。 企業の人手不足感が強まるなか、優秀な人材をいかに育て、社内に引き留めるかが、一段と重要な経営課題になっている。その際に有効なのが、勤続年数や年代に応じた育成策や人事戦略だ。人事・組織改革で実績のあるクレイア・コンサルティングのコンサルタントが、世代別人事マネジメントの要諦を解説する。まず1回目は20代の若手社員をどう育てるか。 求人倍率の上昇が背景に ある日突然、若手社員から退職の意思を告げられる。 それも、全く予想していなかった社員からである。 日頃の仕事ぶりに変わった様子もなく、不満を抱えている様子も見えなかった。 転職の理由をいろいろとたずねてみるが、結局のところ、何が本当の理由なのかよくわからない......。 最近、筆者が経営者から相談されるテーマの1つが、「若手社員