【衝撃事件の核心】 家出中の少女(16)に売春させたとして、無職男(22)が売春防止法違反などの容疑で警視庁少年事件課に逮捕された。被害にあった少女は当時、15歳で中学3年生。男性の相手をさせられていただけではなく、自分で覚醒剤まで使うようになっていた。家を飛び出した後に、何があったのか-。捜査関係者への取材では、周囲の大人たちに食い物にされた少女の悲劇が浮かび上がってきた。(西尾美穂子)関連記事バス運転手の危ない息抜き…薬物の魔手新型のぞき部屋「女子高生見学クラブ」記事本文の続き ■家出先は新宿・歌舞伎町 居場所のない少女に甘い罠 少女が東京都新宿区の自宅を出たのは昨年11月だった。自分が通う私立中学校の校則と教師に反発していた少女は、学校を休みがちで、授業についていけなくなっていた。家庭では、父親と対立。学校にも家にも居場所がないと感じ、家出という選択をしたのだった。 しかし、ほかに安